母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

これからについてのお知らせ

皆様にお知らせしなければならない時が来ました。どうか受け止めて頂けますように。

応援して下さって居る方々、これまで歩みを共にしてくれたメンバーと保護者の皆様。スタッフたち、現場に関わってくれたみんなに。感謝とお詫びの気持ちでいっぱいです。

 

保護者の方々へ先日、お手紙を郵送致しました。皆様へも早くお伝えしなければと、まずは佐久間の個人ページからですがお知らせ致します。大変残念で心苦しい結果となりましたが、東京アトリエは2020年11月28日の制作を最後に閉鎖することとなりました。

参加者の方々へは内輪に向けてのプライベートなお手紙を書きましたが、ここでは外で応援して下さっている方々へのメッセージとさせて頂きます。

 

3月より、沢山の方達に支えられながら、様々な角度から対策して来ましたが、年内の残り3ヶ月間運営するのが精一杯となりました。応援して下さる方々へ、心からお詫びと感謝を申し上げます。

 

私にとっても東京アトリエは全てを賭けて、全てを捧げてきた場所でした。無数の奇跡を生み出した場所でした。世界で1番美しく、平和で、人間の本質を見せてくれる場所でした。この場所を失うことは、これまでの全てを失うに等しいことです。無念は大きいですがこればかりはどうすることも出来ません。

 

みんなで創ってきたものは、みんなの心の深くへ残って行きます。

 

よし子と僕が東京で教室を持って、来年で20年と言う年でした。

 

素晴らしい時間を、皆様、本当にありがとうございました。

 

今後については正直なところ、まだ全く見えておりませんが、何らかの形でこれまでの活動と共にしてきた人達との繋がりを継続させて行きたいと考えております。

 

1番はダウンズタウンプロジェクトとしての環境作りを進めて行きたいと思っていますが、まだまだはっきりとしたことをお伝え出来る段階ではありません。

 

作家達、仲間たち、このプロジェクトを通して出会い、繋がった方達との絆は今後も変わりません。

 

これからもどうか応援して頂けたら、本当にありがたいです。

 

今はまだまだ、これから何が出来るのか、見えておりません。一旦は力尽きて倒れた、と言うことです。でも、これで終わりではありません。きっと立ち上がり、また次の形で繋いで行きます。

 

人間の持つ可能性への挑戦は続きます。

夢と希望と共生のビジョンを感じて頂けるプロジェクトをこれからも創って行きたいです。

 

11月終わりまで、3ヶ月間の制作の場を、まずは最高のものとして、みんなと共有して行けるように全力で挑みます。ブログも引き続き更新していきます。書いておくべきことがまだまだあります。よろしくお願い致します。

 

そして、東京アトリエは形としては幕を閉じますが、これまでのあの素晴らしい時間は永遠に残るものだと思っています。

この場所を忘れないで下さい。

アトリエを思い出す時、そこに場はあります。調和のエナジーが、きっと伝わるはずです。東京アトリエはこれからも1人1人の心の中で生きて行きます。

 

皆様、本当にありがとうございました。

きっとまた再会しましょう。

 

あと数回のアトリエ、心の芯に刻まれるような輝く場を。

 

2020年、8月、

アトリエ・エレマン・プレザン東京代表

佐久間寬厚