母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

生きていること

今日は友人枠ですが、これから来客です。人生、本当に何があるか分からないし、不思議なものですね。守秘義務と言うのがある仕事は幾つかあります。僕の仕事もこれは大事ですね。個人のどこまでも誰にも明かさないものを見ていますから。僕は生まれも育ちも裏と言うのか、アウトローであったりアウトサイダーに囲まれて来ましたから、その裏側の真実と言うものは、もう言えないことは沢山あります。でも一方で表側の、中心、ど真ん中と言ってよい人達とも沢山出会ってきました。今でも時々、変な気持ちになります。大成功者と呼んで良い人や、社会的に立場のある方、有名人、お金や権力や、名前のある方、そんな方々が何故?と思うくらいに熱心に僕の話を聞きたがるし、会いたがりますが、こんなことももしこの仕事をしていなければ有り得なかったことでしょう。そう言う意味ではこの仕事をしてきたお陰で本当に沢山の方とお会い出来たし、本当にこんな人が居るんだな、と言う驚きを経験しました。上から下まで、中心から辺境まで、関わって来て、学んだことは数限りないです。でも、人間が生きていると言うことには、普遍的な何かがあります。もう、最後に残るのはたった一つだと感じますね。それが何だろうか、それをお伝えしていくことが、これからも僕のライフワークになって行くと感じています。折角生まれてきた命、みんな幸せになるべきですね。