母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

ダウンズタウンプロジェクトへ

今年は久しぶりに雪も多く、縁の信州や北陸が心にある。雪に囲まれて育ったので、冬は雪掻きしなきゃ、と思うし、被害が少なくなってほしい。とは言え、冬はその内におわるけれど、コロナ渦での身体も心も、そして経済も大変な状況にあるこの社会。みんなの無事を祈るばかり。今日はダウンズタウンプロジェクトについて。春に向け準備が進んでいる。3月から幾つかの企画を、そして6月には展示も予定している。どうかご期待下さい。明るいプロジェクトを少しでもお見せ出来れば、と考えております。あえて表明せずとも、自然な流れで、とも思いましたが、ご質問も頂くので、ここはけじめとしても、書いておきたいと思います。これからの「ダウンズタウンプロジェクト」は佐藤よし子が中心となり、進めて行きます。僕ももちろん手伝って行きますが、表に立つことはそんなに無いかと思います。決して情熱を失った訳ではありません。確かに物理的なこととして見事なまでに絵が見えなくなったり、と言うのはありますが、想いは全く変わりません。外で少し働かなければ我が家の経済も厳しいので、そうなると時間的な部分でも、直ぐにプロジェクトに参加することも難しいかな、と。ただこれまでのこと、東京アトリエでの20年の後の第2章は必然の展開と感じています。僕はどこまでも現場の人間ですから、現場においては正確さが要求されるし、厳密なものでなければならなかったです。ダウンズタウンはそこから1歩超えたところで始まります。もっと広がりのある、緩やかでスケールの大きなものとなります。みんなが共有出来る、いや、もっと沢山の人が参加出来るようなムーブメントにならなければならない。それぞれが考える、感じる、解釈する、その全てがダウンズタウンプロジェクトとなるような。より分かり易く、より普遍的なもの。切っ掛けを創るプロジェクトであると考えています。だからもっと広がって行かなければならない。誰かの強いビジョンではなくて、良いなぁ、繋がってみようかな、と感じた人達との化学反応で生まれて行くなにか。色んな人達が、色んな場所で、調和の世界観を繋いで行く、そう言うプロセスがダウンズタウンプロジェクトだと考えています。
今よし子が手掛けている作品パネルも、将来的に作家達と経済とをつなぐダウンズタウン的形になればと考えています。パネルを飾るそれぞれの場所に調和の風が来て、そんな場所が沢山広がって、ダウンズタウンはそう言う細やかなところから始まります。
HPも新たに立ち上がる予定です。皆さま、今後とも応援のほど、よろしくお願い致します。どうか皆さまお元気で。

 

※この一月ほど、佐久閒へ沢山の有難いお言葉も頂きました。感謝申し上げます。僕個人としてのこれから考えたいことについてはブログの方でまた書きますが、Facebookではシェアしないでおきます。もしご興味のある方はまた覗いてみて下さい。


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