母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

師弟関係

つくづく思うことだけど、やっぱり師弟関係って大事だし、得難いものだし、人生の一定の時間を皮膚が触れ合うくらいの近い距離で1対1で学ぶことが必要。人はやっぱり人格を通して初めて学ぶことが出来る生き物。文字通り相手の息づかいまで感じながら過ごす時間を通して伝わることは大きい。今の世の中はこう言う学びから最も遠くなってしまっている。師とか先生と呼べる存在に少なくとも3人は出会えて一緒に居られることが出来たことは、この人生において本当に幸せなことだったと思う。それぞれが晩年に近い頃に出会っているから、まあ最後の弟子みたいな感じで。でも良く言われる最後の弟子って言うのは、なんか最後の後継者みたいなスペシャルなかんじだけど、僕の言う最後の弟子って言うのは、1番出来の悪い、異端視とか、1番手を焼かせた、ってことかなぁ。本当に感謝しかないし、この世の中で返して行かなければと感じている。