母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

心が動くとき

搬入に向けて積み込み。11点の作品と、普段はネット販売のため現物に触れる人も少ないダウンズキャンバスも数点積みました。微調整は現地で。

ダウン症のある人達の文化と社会を繋ぐ、ダウンズタウンプロジェクト。新たな気持ちで臨む展覧会へ。いざ出陣、です。

 

搬入はよし子が1人で向かうことに。子供たちは普段通りの学校と幼稚園だし、夜は悠太のサッカーがある。展示初日はバトンタッチで僕は受付へ。津はなかなか遠いです。いやいや志摩が遠いんです。お客様もよく三重に行く予定があるので、とか名古屋で用事がとかで志摩まで行きます、と言ってそこからの距離にビックリされます。伊勢からでも1時間程は掛かります。でも、来てしまえば最高な環境です。石川県で言えば能登半島もそんな感じですね。奥能登はもっともっと遠いです。

 

さてさて、よし子が搬入に向かいました。
今、芸術や文化の役割みたいなことが言われてて、何の為にやるのか、みたいなことも問われたりしますね。はっきり言って目的が全てではないのに。それでもね、役割の話をすると文化芸能含みますけどこれは大きいです。現場で人間の心を実地に見てきた経験から言います。人と言うのは、心が動かなければ身体も動きません。それ程に心が動くと言うことは大事です。生命体の根本です。


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