母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

今も

今は現場には立っていないけど、相談案件は相次ぐ季節。もう何一つ出来ないような話も多い。場でも同じだけど、人間、人生そんなにスッパリ行くものでは無い。でも、微かに何かが垣間見えただけでも、人は違ってくる。ほんのちょっとの所に、ほんの僅かなところに、僕はずっと賭けて行く。

"「ダウン症文化論」" を YouTube で見る

再びシェアします。

 

しばらく色んなテーマを取り上げてきました。今度はまたまた久しぶりに、ダウン症を持つ人達の世界をお話しすることになりそうです。とは言えどんな内容になるか、まだ分かりません。この動画は昨年の6月に、トーク企画母川回帰シリーズを担当してくれた稲垣君と共に創ったもので、もっともっと多くの方に見て頂きたい内容です。今見ると個人的な感情ですが、絵の具があったり、東京アトリエを背景に語っている景色が懐かしいです。お時間のある方はぜひ。

 


https://youtu.be/Ycg6SwYjheQ

お知らせ

2021年東京バディウォーク内の企画でお話します。僕のトークは3月20日です。オンライン、参加費無料で夜のお時間ですので、比較的ご参加されやすいかと思います。今回のテーマは数日前に記事でも書いた内容と関係しています。理念や理想では無く、今生きてそこにいるたった一人の個性から始まらなければ、と言うお話です。ずっと現場で見て来た一人の個性の素晴らしさと可能性をお伝えしたいと思います。よろしくお願い致します。

https://peatix.com/event/1836928/

 

 

思い出の旅

東京アトリエを始める直前、よし子と沖縄へ1ヶ月の長旅に出かけた。アトリエを始めたら、もう行けないと覚悟を決めていたから。あの頃の決意が懐かしい。その頃は生活の延長での仕事ではなくて、大きなミッションを持った舞台へ向かった。一巡して次の形を今は見つめている。僕は志摩で子供達のアトリエを開く。これは生活の延長の中にある素晴らしい場所を目指している。よし子は外での仕事も多くなって来ると思うので、一カ所は土地に根を張った環境で、家族も一緒に生きる中で人を受け止める場を創りたい。なんだかんだ、大変ではあるけど、良い形が見えて来ているのかも。
鳩間島、懐かしいな。出会いもいっぱいあったな。今でも1番楽しくインスピレーションも貰った旅だった。またいつか。

 


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小さなアトリエを

コツコツ片付けして来た。今日は光が無いから暗いけど。
この部屋をアトリエにして、子供クラスを開きたい。
まだ何にもないこの場所から、また静かに始めよう。
ずっと頭にあって、テーマとしてお話してきたけど、「子供の時間」「子供時代」がどれだけ人にとって大切な土台となることか、そんな大事な時間を受け止める場所が、大人にとっても豊かさの源となる。あ、そんな話はまたいずれゆっくり。
大きな机は東京都美術館での展覧会で公開制作を行った時の。この机でまた子供達が絵を描くところを見てみたいな。
準備、もうちょっと頑張ろう。

 


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