母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

土曜日クラス

久しぶりでスタッフ無しの1人で、制作の場へ。 このクラスは最近なかなか入れなかったので、 丁寧に見ました。 作家のポテンシャルをしっかり見極める。 必ず作品に繋がります。

見ること、より深く感じること

ご案内頂きながら、今回も大分出遅れました。 東京都美術館へ。プーシキン美術館展。 素晴らしかったです。 見応え充分。 ずっとずっと見ていたくなる展覧会です。 見ることの至福に包まれた時間。 絵を見ることは、 画家の目を通して風景を見ることだが、 …

東京アトリエで

暫く東京アトリエを留守にしていたので、 ここからまとめて一月ほど滞在します。 始まりの土日クラスは、 新生活と急激な気温上昇で、 心身疲れ気味な作家達も多く、 まずは短い時間だけど、 落ち着いてくつろいでもらい、吐き出してもらい、 一旦吸収して、…

楽しい時間が、

さてさて、カフェスローでの企画。 約1ヶ月後となりました。 何話そうかな。 とにかく素敵な時間が待っています。 早くから予約して下さった方々、 遠方から遙々お越し頂く方々もいらっしゃると、 聞いております。 ありがとうございます。 ぜひ、ご遠慮なく…

風呂敷

今年もラッシュジャパンさんとのコラボ企画。 今回のは色が本当に鮮やかに出て、 凄く気合をこめて創られています。 原画そのものを感じさせるほど。 きれい。

原点

もう10年以上も前に、 多摩美術大学と創った冊子。 ダウン症の人たちの文化を発信すると言う、 大きなテーマにおいても分岐点であった時期。 そして、一つの原点とも言える。 ここで書いたメッセージを、 僕は彼らから受信した。 読み解く作業も、発信する活…

100年後へ

今の世界の中で希望を感じることは少ない。 それでも諦めてはならない。 立ち向かうこと、挑戦することをやめない。 これまでもこれからも、 この豊かな文化を発信して行く。 2014年、東京都美術館での展覧会の時、 担当学芸員の中原さんとしみじみ語り合っ…

自由に

これまで書いて来たことだけど、 人間もっとシンプルで良いし、 特にこれからはそうならないといけないと、 思っている。 一つ一つ、それが本当に必要なことなのか、 もう一度捉え直して良いと思う。 そうしないと、これからの世界はますます、 行き詰まって…

心のダイエット

人がこれまでを超えて、 次のステップへ進むためには、 まずはその必要性を感じることが大切。 今の世界は二分化されていて、 敏感な人達は危機感を強めていて、 新しい世界へ行こうとしている。 それは容易なことではないし、 個人の力だけで出来ることでも…

語り継ぐこと

困難の時代。危機の時代。 人類がここを乗り越えて新しい世界を創れるのか。 それとも滅びに向かって行くしかないのか。 これまで沢山のダウン症の人たちと、 数多くの時間を過ごしてきて、 人の在り方や生き方を、 見直す必要性を実感してきた。 元々から福…

何処へ向かうべきか

前回の記事にも書きましたが、 これまでダウン症の人たちの存在を、 人間の原型であり、 人間の原点だと捉えてきました。 これから人類はどんな方向へ向かうのか。 この危機の中で、やはり人間とは何か、 そして、どんな可能性を持った存在なのか、 どのよう…

大切なことは

あえて今、もう一度書こう。 これからの時代を生きるため、 こんな時だからこそ。 これからますます、ダウン症の人たちの持つ、 感性の世界と文化がキーになる。 重要になってくる。 いや、もうなっている。 それに気づくかどうか、だけど。 人間とは本来ど…

この春を

桜ももう終わりか。 今この瞬間を生きている証を。 作家達の内面から迸る創造性を。 しっかりと刻んで行こう。