見ること、より深く感じること
ご案内頂きながら、今回も大分出遅れました。
素晴らしかったです。
見応え充分。
ずっとずっと見ていたくなる展覧会です。
見ることの至福に包まれた時間。
絵を見ることは、
画家の目を通して風景を見ることだが、
それ以上のことでもある。
その風景に画家は何を見たか。
画家にとって描くことが見ること、
見ることが描くことであるように、
見ることは、視覚だけの行為ではなく、
全身で動き、感じること。
そして、良い作品に接した時、
自分が何時も見ていると思っているものを、
問い直される経験がある。
もっと良く見よ、と作品が伝えているような。
見ることは生きること。
深く見るとは、深く生きること。
モネとセザンヌの作品の前で、
息をのんだ。
しっかりと全身で見て、生きて行こう、と。
外へ出るとよく晴れた上野の街も、
違う世界に見えた。
とても良い展覧会です。
東京都美術館でぜひご覧下さい。