母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

コートールド美術館展へ

雨が続きますね。

今日も曇り。

 

ご案内頂きながら、なかなか伺えず、やっとやっと今日、東京都美術館へ。

コートールド美術館展、本当に素晴らしかったです。シンプルです。ただ美しい作品たちが並ぶ。これが全てです。

今こそ、こう言う展覧会を見ておくべきなのでは、と思いました。

少なくとも僕は眼が喜び、満足した久しぶりの時間でした。いや、家のアトリエの作家たちのものは別としてですよ。

世の中、下らないものだらけですから、過去のものでも、本当のものに触れて行くべきですね。

 

愛知トリエンナーレが、しきりに議論されましたが、僕は何も言いたくないです。

ただ、作品が美しいかどうか、それが全てなはずです。

 

それ以上のことは言わないでおきましょう。

まあ、言いたい人達、言い合いたい人達は、そうしていれば良いでしょう。

 

真に美しいものは、人の心を動かします。

理屈で心は動きません。

感動が良い循環を創る。

やるべきことはもっともっとシンプルなはず。

 

コートールド美術館展は名作ばかりなので、部分的な話はしません。

 

でも個人的な経験で言えば、今日はセザンヌの凄さにうたれました。

こんなにゆっくりセザンヌを見たのは初めてです。

 

これ、特に説明しませんが、セザンヌにもやはり光の粒子が見えていたのか、と感じました。それはダウン症を持つ人達に見えている世界なのです。

 

またいずれそんなお話もしましょう。

興味のある方には。

 

コートールド美術館展、12月15日まで、東京都美術館にて。シンプルに目を喜ばせる、充実した時間をぜひ。


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