母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ご挨拶(FB投稿より)

2020年も残すところあと1日となりました。今年お世話になった関係者の皆様、ご支援くださった皆様へ心より感謝申し上げます。また、東京アトリエ閉鎖に伴いご迷惑とご心配をお掛け致しました関係各所の皆様へ謹んでお詫び申し上げます。長く苦しかった…

集う?

今まで居た場所で何処よりも居心地が良い。のに、まだ殆どここで寛ぐことはない。よし子が手作りした本棚に、東京からの蔵書を収めた。いつかはここで蔵カフェ、蔵サロンとか出来たら良いなぁ、とか呑気に空想。それどころではないのだけど。コロナはまだま…

青空

昨日は久しぶりに雲一つ無い青空が。引っ越し前日から続く唯一の持病の鼻炎が悪化して、少しの埃でくしゃみが止まらなくて、数日フラフラだった。我が家はよし子も悠太も喘息の発作が出て、舞果も少しシャーシャー言っていた。みんな大分落ち着いて来ている…

クリスマスの夜に

昨日書こうかなと思っていた。今日もお昼までは。クリスマスだし、とか。メリークリスマス、と。しかし、悲しい知らせが届き、今夜は一人で故人を偲んでいる。2020年は大切な人が5人もこの世を去った。仕事もプライベートも、組織やあれやこれやも、失うこと…

それでもプレー中

クリスマスイヴですね。お忙しいことと思いますが、皆様どうか良い一日を。場で学んだこと、人生もしかりだな、と思います。いつでもプレイヤーであれ、と教えられましたが、良いプレイヤーは出る場面と退く場面を見極めます。出ないこと、退くこと、任せる…

クリスマスカード

こう言う話はもう良いかな、とも思うし、僕の役割でもない。まあ、でもちょっとだけ分かり易いお話を。先日とある作業所で作られたラグマットを頂いたけれど、よくある普通の感じで、なんだか残念だった。多分、指導を受けて、作っている人の意思とか感性が…

非人間的なるもの

綺麗に動く、ってことが何より大事で、綺麗な振る舞いによって場が活きてくる。場において、汚れとか穢さ、みたなのに敏感であらねばならなくて、だから、世の中のおっ、これせこいな、ズルいな、汚いなってことがとてもとても嫌いだったし、そう言うのが許…

ひかり

きっと次の形では、僕を離れたもっと普遍的なプロジェクトが動き出す。 僕自身も一旦はサポート役に徹したいと思っている。多くの人の希望となる何かがきっと生まれる。 今朝もこの光。

封印

10代で見つけて20数年、打ち込み、追及し、開拓し、創造してきた。「場」と言うもの。誰よりその世界を見て来ている。そして、東京アトリエでの完成形。場自体が作品となっていた。幻の場となったのかも。凄い時間だった。大切にしたいからここで封印する。

リセット

2020年は激動でやっとやっと終わりかと思っていたら、最後の最後まで続きがあった。初めての体験、初めての感覚が続いている。場を離れてから、凄まじい勢いで、心身共にリセットされていく。場はその始まりも終わりも自分の意思では決められないもの。流れ…

24時間営業の終わり

疲れなのか、体調が良くない。いや、それ程悪くも無い。場に立っている夢を何度もみる。みんなと一緒に話している場面も。そこでは自由で身体も軽い。現実と全く変わらないような自然な夢。でもこんな夢を見たことは殆ど無い。離れたから楽屋裏話もするけど…

志摩は晴れ

ガッキー、無事出発。本当に本当にありがとう。 寒くなりましたね。皆様、お身体大切に。師走。お忙しい時期だと思います。今日はハルコの誕生日。今年も。生きていた頃の彼女はお空らにいる人達と毎日のようにお話していた。僕もお空らにいるハルコといつも…

そろそろこの話は

荷物到着。昨日はほとんど寝ていない。あとはよし子とガッキーが無事に志摩へたどり着くのを待つだけ。色んなことがいっぺんにおきてクタクタ。十数年、仕事場でも家でもあった経堂のアトリエの最後を見ることが出来なかったことは、大きな心残りとなってし…

夜に駆ける

「終わった」。今は山積みの段ボール箱を前にしている。明日、午前中には子供達と一足先に出発。経堂の家を最後に見たかったけれど、これで良しとしよう。上手くコントロールしてきたはずが、ギリギリ最後にきて持病の鼻炎が酷くなって、今日はフラフラだっ…

最後のお客様

中原さんが来てくれた。こんな時期に。多分、相当に忙しいのに無理をして。残ったのは人との繋がり、縁。有難い。東京アトリエの最後のお客様が中原さんだったことは感慨深い。終わったと言う実感がやっと湧いた。今月に入ってからとこどころで、お話会を、…

特別な日

アトリエの看板片付けたけど、もう1回出した。今日だけは。2014年の東京都美術館での展示は東京でのそれまでの集大成でもあったし、その先の未来を示すものでもあったと感じている。担当して下さったキュレーターの中原さんとはその後も折に触れ大切なものを…

東京を去る前に

引っ越し日が間近に迫ってきた。東京での生活もこれで終わり。アトリエ・エレマン・プレザンでの20年も終わった。これからは一般社団法人ダウンズタウンプロジェクトとして、新たなスタートをきる。とは言え、東京アトリエに全てをつぎこんで来たので、先立…

やっと

やっとやっと。作品整理も終わりが見えた。へとへとだけどここまで来られた。手伝ってくれたスタッフ達に深く感謝。仕分けはあと3名ほど。そして、全作品を何度も見た。展示での選定とは違い、作家別に分けるだけなので目はそれ程疲れない。しかし、身体的に…

初めての作品は

毎日作品に埋もれての整理が続く。 やまと君のアトリエ初作品が。無邪気に元気いっぱいの頃、無理が続いて心のバランスを崩してしまった頃、学校までお話に行ったこともあった。支援者の方々とお話もした。保護者の方とは何度も。それでもアトリエでは輝くよ…

ちゃんとしようよ

相手に敬意をもって、そこから影響受けて形にしているのと、パクりとは全く違うこと。パクりは泥棒と同じなのに、綺麗事を売りにしている人達が平気でそう言うことをやっている。流石に団体名までは書かないけど、僕もかなりパクられてます。ただね、書いた…

こうたろう君

みんなが描いてくれているけど、こちらはこうたろう君の「佐久間さん」。