母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

ご挨拶(FB投稿より)

2020年も残すところあと1日となりました。
今年お世話になった関係者の皆様、ご支援くださった皆様へ心より感謝申し上げます。また、東京アトリエ閉鎖に伴いご迷惑とご心配をお掛け致しました関係各所の皆様へ謹んでお詫び申し上げます。
長く苦しかった1年を振り返ってみると、数え切れないほど多くの方の温かい心に触れさせて頂き、失ったもの以上に大きな力を頂いた1年となりました。
本当にありがとうございました。
閉鎖を公表してからは、ダウン症をお持ちの方やそのご家族だけでなく、どれだけ多くの方からアトリエが必要とされていたか、悲痛な声をたくさん受け止める日々でした。
このまま終わらせる訳にはいかない、すでにアトリエには社会的役割が与えられているという現実に、否が応でも向き合わざるを得ない日々でした。アトリエを閉鎖した今もなお様々な企画をいただき、落ち込んでいられない状況であること、大変有難く思います。
今後、佐久間寛厚と佐藤よし子はこれまでのアトリエの経験をもとに「一般社団法人Down'sTownProject 」を設立し、更に広く、踏み込んだ活動を行っていければと考えております。
ダウン症の方たちの感性をお伝えすることで、多くの方がもっと自分らしく生きられるような社会に繋がればいいな、と思います。
なお、現在多くのお問合せを頂いております「志摩アトリエ」はこれまで通り佐藤肇&敬子が続けて参ります。ただ、2人とも70才オーバーですのでコロナ禍の現在、ご見学は中止しておりますこと、何卒ご理解のほど宜しくお願い致します。
今後、アトリエ見学、ワークショップ、作品を通した企画につきましては準備が整い次第、Down'sTownProject 窓口にてご対応させて頂きます。今しばらくお待ちくださいませ。

そして、本日をもちましてアトリエ・エレマン・プレザンのFB投稿は最後とさせていただきます。
これまで温かく見守って下さった皆様、本当に、本当にありがとうございました。引き続きDown'sTownProjectを応援していただけましたら幸いです。

いまお辛い想いをされている方の心が少しでも楽になりますように、という願いを込めて、この作品をお届け致します。

皆さま良いお年をお迎えくださいませ。

心からの感謝を込めて。

佐久間寛厚
佐藤よし子

 


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