母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

生命体の核へ

春分でしたね。 そして満月。 春の夜。 このブログは母川回帰と言うテーマなので、核心にあることを書きましょう。 これまで色んなところで書いたり話したりしてきて、実は全てが一つのことなわけです。 何故ダウン症の人達が重要なのか。 彼らが何を示して…

ピークを見極める

この話が一般的にどんな意味を持つのか、分からない。でもずっと見てきて言えることを一つ。 僕らの仕事で大事なことは沢山あるが、その中の一つに「読み」と言うものがあることは確かだ。 読むこと、読み解くこと、そして、見極めること。 ただ読みだけでは…

記憶の整理

過去も記憶も、消え去ったものではない。 時には整理して見直そうと思う。 あまり出来てはいないけれど。 僕の場合は色んなところに書いたりするから、過去の文章を読み返してみると、その頃の感覚も蘇る。 ブログと違いFacebookはほぼ読み返すことがないけ…

どこから失敗になるか

はい。今日はシンプルな話。 当たり前な話を。 朝、自分でローストしてあったコーヒー豆をこぼしてしまって、半分ほど駄目にしてしまった。 あー、勿体ない、あー残念、あー失敗したなぁ、と思いながらコーヒー豆を眺めていて、ふと。 これくらいの量は人が…

あれから8年

2019年3月11日。東京。雨の朝。 昨夜から土砂降りで、強い風も吹く。 さっきから日が射し始めた。 東日本大震災から8年。 朝からバスを待つ。これから三重へ向かう。 東京アトリエでの10日間。目まぐるしい日々だった。 人の心と向き合う時、答えも終わりも…

大丈夫。

昨日の制作中、てる君がポツリと囁いた。 「ここは大丈夫だから」、と。 そんな彼が居るからこそ、ここはいつでも大丈夫。

思えば

昨日は暖かく、アトリエには優しい光が射していた。 この時期の割にはみんな良い調子。 とは言え心配な作家と保護者の方もいて、短い時間の中で少しでも流れを変えてあげるためにかなりの力が必要だった。 とてもシンプルなことだけど、制作の場でスタッフに…