母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

24時間営業の終わり

疲れなのか、体調が良くない。いや、それ程悪くも無い。
場に立っている夢を何度もみる。
みんなと一緒に話している場面も。そこでは自由で身体も軽い。現実と全く変わらないような自然な夢。でもこんな夢を見たことは殆ど無い。離れたから楽屋裏話もするけど、場は24時間営業。例えば週に2日、4つの場に入るとして、その時間だけのことではない。現場スイッチみたいなのがあって、それは確かに場に入った瞬間に動き、出た瞬間に消える。そことは別に一人一人の心とは絶えず繋がり続けている。これはやんわりの時もあれば、かなり強くなるときもある。接続が弱いものであっても途切れることはない。そう言う繋がり方が出来なければ場にはならない。何処かと誰かといつでも繋がり続けている感覚は独自のもの。これが一旦切れたのは久しぶりだ。そうすると変わるのは世の中への関心。すっかり外の出来事への興味を失ってしまった。世の中の流れがどこにあるのか、とか今何が起きているのか、どんなものが新しく生まれたり、流行ったりしているのか、どんな事件や問題が起きているのか、いつでもアンテナを張って居なければならなかった。何故なら大きな流れが個人の心に、個人の心が大きな流れに、必ず繋がっているから。場と言うのは、それが家でも無い限り、時間と空間にはかなりの制限がある。だから、場での仕事とは点を打つこと。その点が正しい場所に打たれたなら、大きな流れさえ変えて行くことが出来る。正確な点を打つには全体の文脈を把握している必要がある。それが世界と絶えず接続していなければならない理由。今それが切れて、本当に久しぶりに不思議な時間の中にいる。僕にとっての普通はもうどっちなのか分からない。さて、いずれにせよ、今後はまた違う道を歩くことになります。どんな形であれ、誰かや何かのお役にたちたいと願っています。