母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

大切なことは

あえて今、もう一度書こう。

これからの時代を生きるため、

こんな時だからこそ。

 

これからますます、ダウン症の人たちの持つ、

感性の世界と文化がキーになる。

重要になってくる。

いや、もうなっている。

それに気づくかどうか、だけど。

 

人間とは本来どのような存在なのか。

内面深くに何を持っているのか。

その可能性を彼らは教えてくれている。

 

何が最も必要なのか。

何が要らないのか、

もう一度考え直す時が来ている。

 

平和、幸せ、充実感、

人が輝き、お互いを大切に出来ること、

響き合えること。

深い意味においてそれが可能であると、

彼らの存在が示している。

 

ダウン症の人たちが本来どのような存在であるのか、

感じとることが出来るなら、

そして、彼らが無理なくその力を、

全面的に発揮できる環境を創れるなら、

この世界は変わるだろう。

どんな人にとっても、優しく、良いものに。

活き活きとした新鮮なものに。

 

人間と、この世界の豊かさを、

素晴らしさを、その時こそ、

真の意味で人は知るのだろう。

 

彼らの声を聴こう。感じてみよう。

宝物のような世界がそこでひっそりと待っている。

 

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