安全な場所
人は沢山のプレッシャーと、
様々な思いと、もう数え切れないストレスと、
不安の中にいる。
身動きがとれないほど。
実際のところ、身軽になってみないことには、自分がどれだけ背負っているのかさえ気づかない。
場は人の心を裸にする、とこの前書きました。
安心して生きられたら、見る全部が変わる。
みんな必死で安全な場所を探している。
でも正面からそれに答えてくれるものがない。
安定した仕事や地位やお金を、そして健康を手に入れても、今度は失う不安が着いてくる。
場に来て、みんなほっとする。やっと休めると。
あるいはやっと本気になれると。
やっと本領を発揮出来ると。
普段やっていることが、スッと飛んで行く。
なんだ、これで良いのだ、と。
スイッチが入って取り憑かれたように夢中になれる。
神懸かることだって。
ここは安全な場所だから。
そして、場を通して、安全な場所は心の深くにあるのだと知る。それは子供の頃でも何でも良い、なんの不安もなかった頃、一切の防御をもたずに、全力で生きられていた頃。それは過去なのではない。
今も心の深くにある場所。
何をやっても、どうなっても大丈夫。
それを知ると人は強い。
場はその情景を実現する。
人はそれをなぞり、それを描写する。
ここは安全な場所。
さあ、なんでも好きなように楽しんで、思い切り生きて良いのだと。