母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

またゆっくり書きますが。

ちょっとだけ。

 

こう言うジャンルから、今後は恐らく離れることになるけど、まだまだ腹の立つことも、呆れることもある。障害、福祉、そこにアートみたいなのが重なる領域において、いまだに心底から面白いものが出てくることがない。そんな業界とは僕らは何の関わりもない、と認識してきたし、発言してきたけれど、それでも飛び抜けたところまではやはり、行けてはいない。そんな領域でどれだけ成功したとしても、ウケたとしても、有名人が関わったとしても、洗練されたものには程遠い。研ぎ澄まされたセンスなど望むべくもない。古い、ダサい、だらしない、そこに偽善と見栄と媚が加えられ、ますます醜い世界となる。誰かが、何処かが、まず飛び抜けたところへ行く必要がある。理解は遙か遠くであれ。僕もこれからもまだまだやる気はあるけれど、アプローチは少なくともガラリと変えなければと思っている。さあ、これからの10年、どこまで何が出来るのだろう。こんな時代だけど、希望だけは捨てないで行こう。