4冊目
7日間のブックカバーチャレンジリレー。
4日目です。
中沢新一の著作は全部読んでいる。
初めて読んだのはもう20数年前のこと。
強烈なインスピレーションを受けた。
そして、進むべき道を決めた。
確信した。この道を進めば良いと。
当時、僕はお坊さんになるか、現場に立って一つの道を極めるのか、2つに1つの決断を迫られていた。
中沢新一の本に溢れていたビジョンが、なぜ自分がやろうとしていた現場に直結していたのか、今でも謎ではある。
でも、僕はその時、直感した。
障害を持つ人達との関わりの中に、人間の心の本質を探る、と言う実践が辿り着く先はこのビジョンに繋がっている、と。
この道を進めば、いつかは中沢新一と出会える場所に行けるだろう、と。
その時に交わしたい言葉もあった。
それから10数年後、中沢新一さんと会い、お仕事をご一緒することになった。
大きなビジョンを共有出来た、その数年間の日々とそこで出会った仲間たち、それが切っ掛けで進んだ仕事が沢山ある。
プライベートな素敵な思い出も。
切っ掛けの全ては、一連の著作に溢れていた強烈なビジョンだった。