母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

今日の制作を終えて

今日の制作の場は、とても素晴らしかった。

凄い時間だった。

作家全員がベストなところまで行けた。

 

スタッフとして正直、完璧な仕事だった。

 

体調不良の人も多く、電話をくれていた作家もいた。

そしてスタッフから前回の制作で作品含め、とても深刻な状況を聞いていた作家もいた。

 

今日の場は秘かにかなりの覚悟と気合いを入れた。

誰にも気づかれない自然な構えで、命懸けの場に立っていた。

 

本物の場は奇跡を起こすことが出来る。

全てをひっくり返してしまう力を持つ。

今日もまたそれを形で証明する事が出来た。

 

この様な世界が存在することを、

殆どの人は知ることがない。

でもこれは真実で、日々行われていること。

 

一人一人が全身で輝くことが出来る、

それこそが場だと言える。

 

一緒にこの時間を創ってくれたみんな、

本当に本当にありがとう。

最高の時間は確実に一人一人の中で、

生命の活力となって行く。

 

みんなの素晴らしさに感動しかない。

人類の立たされている現実は、今絶望的なもので、それは人類自らの愚かさが生み出したもの。

それでも人間は、良いものを創る力、繋がる力、輝く力、響き合う力を持っている。

その可能性を一人一人の内側から示して行けるように、一つ一つの場で答えて行けるように。

これからも。命ある限り。

 


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