母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

明日も

精一杯、思いを込めて、そして無心で場に挑む。

 

今日はお休みが多かったのが残念だ。

 

作家2名から頻繁に電話がある。

疲れも出て来ているし、少し心配はある。

それにしても1年良く頑張ったと思う。

 

みんな色んな思いを抱えながらも、

なんとかなんとか良くやってきた。

 

この場を共有出来ることの有り難さ。

この瞬間はもうない。今しかない。

だから笑い合いた。喜び合いたい。

 

世の中の動きをヒシヒシ感じている。

ニュースを見ていても、大変なことを前にしている、

と強く実感する。

酷いことばかりが行われている。

誰もが無関心で自分だけが助かれば良いと思っている。小さな成功やお金を手にすることばかり考えている。どうせ他の人も同じだろうと思っている。

なんて悲しく惨めなことだろう。

そうして目を閉じている間に人類は滅びに向かい続けるだろう。何の危機感も責任も感じない人達の無関心の中で、ジワジワと恐ろしい現実が迫ってくる。

 

これまでのツケが回って来た。

くさい物に蓋をし続けた結果が、もうパンク寸前まで来ている。

 

人間とは本来どんな存在なのか。とこへ向かって何をすべきなのか、その問いと正面から向き合わなければならない。

 

母川回帰。

そのテーマは切実なものだ。

進むことは遡ること。

僕達の来た場所へ。もう一度。

 

明日も制作の場に入る。

明日もその場でしっかり答えを出して行く。

形にして証明して行く。

みんなと良いものを分かち合う。