不毛なる選挙
政治的発言がどうのこうの、と言うこととは全く別に、個人のスタンスとして政治に関しては語らないことにしてきた。
本当に世界を変えられるのは個人の内面と向き合ってこそ、だと言うのが僕が仕事を通して生き方を通して、ずっと実感してきたことだから。
でも、こんな時だから、と言う想い、或いは自分が年を経るに従って変わって来ているのかも知れないけど、どうしても黙っていられなくなる時がある。
東京に長く住んでいた。昨年、住民票を三重へ移したから都民ではない。
しかし、今回の都知事選にはアホらしさしか感じなかった。相変わらずの結果。何も変わらない、悪くなる一方でも、全く気づかない人が沢山いる。
そして、いつもそれが選挙に行かない人達、政治に無関心な人達の責任と言われるけれど、これはそんなレベルではなく、もっともっと根深いことだと思う。
本気で変えたい、変わりたいと願う人達が、深く繋がることで、どんなに小さなところからでも、必ずこの世界を、未来を良いものにして行く、と言う希望と、一人一人が自分が立つ場所から、人間の持つ可能性を証明していくことを、何があっても諦めてはならない。