母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

9年

東日本大震災から9年。

そして、困難が続くこの世界で。

 

毎年、書いている言葉がある。

一つ一つの現場が答えとならなければ、と言う言葉だ。

 

これは裏を返せば、災害だけが、非常時だけが、困難なのではない、と言うことだ。

 

普通に生活している人達の多くが気がつかないこと。でも、僕は自分が育った環境と、10代の頃から先生に教えられてきたこと、叩き込まれたことがある。

 

いつでも、困難を抱えた人達がいること、その人達やその状況を片時も忘れてはならない、と言うこと。

そこに目を向け、そこに向けて、動いて行くことこそが大切だということ。

 

それぞれが自らのミッションにおいて、人を思いやり、人のためにこそ、生きて行く覚悟が必要。

 

だから、再び言う。

一つ一つの現場において、僕たちは答えて行く、と。


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