制作の場へ帰って来ました
今日は日曜日クラス。
夕方のクラスは数年に1度起きる大事な場面だったので、少し時間を延長しての制作となった。
何の問題も無く、、気持ちも身体も上手く行っている作家であれば制作時間を変えないことが、本人にとってベストなこと。
今回は一人の人間にとって、人生にとって、この瞬間、この時間がとても大切なものとなる、という見極めがあった。作家はゆっくりと深く、生命のリズムを取り戻して行くプロセスを歩んでいた。内面から自発的に。
感動的な素晴らしい時間だった。
制作のプロセス、内面の開花のプロセスを、安全に進んで貰うために、横で見守ることは、場合にもよるが、凄まじいまでのエネルギーを必要とする。
正直に言うならこちらは命をすり減らす思い。全身全霊でその場に投入、注入する。
それでも一人の人間の生命の喜びが、本当に感動的なまでに聞こえてくる。
創造性とは生命体の声そのもの。
命を感じる貴重な場面。
場は厳粛な振る舞いを要求する。
生まれた作品のなんと素晴らしく、何と美しかったことか。僕らはかけがえのない今を生きている。