母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

クリスマスイヴ

今日はクリスマスイヴ。

早朝、新宿へ向かう。バスで志摩へ。

 

数日、月も綺麗だった。

昨日、東京アトリエは年内の制作を終えた。

奇跡のような場の数々。

みんなの笑顔。美しい沢山の場面。

作家達ありがとう。スタッフ達にありがとう。

応援してくれる皆さんにありがとう。

2018年の東京アトリエを忘れることはない。

 

作家達、一人一人を見ていて、厳しい状況が続いている人、心の反応が大分鈍くなってしまっている人、大きなストレスを抱える人、この場で少しでも活き活きと過ごして、自らのリズムを取り戻して欲しい。

彼らを取り巻く環境に対して、言いたいこと、言うべきことは山ほどある。

でも、場において少しでも、落ち着きや安心感を持って貰えることをまず第一に、出来る限りのことをやって行こうと思う。

 

帰る場所を持っている人は強い。

帰る場所があることこそが大事なことなのだ、と。

これはこの20年、一人一人の心を見て来た結論かも知れない。そして、それは大人であれ、健常者であれ、どんな人間にとっても。

 

母川回帰。このテーマは今後、ゆっくり語って行くことになるだろう。

2019年から、新たな発信の場を創ろうと思う。今、協力してくれる人達と企画している。

また皆さんにお知らせしたいと思います。

 

そして、2019年最初の企画は名古屋での金虎酒造さんとのコラボ企画です。今年もお酒のラベルデザインにアトリエの作家の作品が。久しぶりのミニ展示も。佐久間がトークも行います。

詳しくはこちらとなります。

https://www.facebook.com/events/1108150916052620/?ti=cl

 

さて、2019年の東京アトリエでの制作は、1月5日土曜日よりスタートです。

また良質な時間を重ねて行きたいと思います。

 

バスから見える外の景色。雲の間から光が射して来ている。暖かい気持ちも、景色もいっぱい貰った2018年でもあった。生きていると、悲しいこと、切ないことたくさんあるけど、人が人を想えることがどれだけ素晴らしいことなのか、と。気持ちを共有した人達とはいつでも繋がっている。これからだ、とまた思う。これから、また始まる、と。

 

メリークリスマス。良い時間を。

皆さんに、良いことがいっぱいいっぱいありますように。

 


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