母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

いきなりの夏。

猛暑になりました。

長い梅雨の疲れも出て来ると思います。

皆さまもくれぐれもお身体を大切に。

 

ここ暫く1番心配していた作家。

入院となりましたが、今はお家に戻っています。

実はこれは書くことはなかなか出来ない種類のことなのだけど、こちらも彼の回復のため、色々とやって来ました。とてもエネルギーを使いましたが、声の調子も戻り、決して油断は出来ないですが、かなり元気になってきてはいます。今後も山あり谷ありは間違いないですが、たまに問題を起こしながらであっても、廃人状態よりどれだけ良いことか。

 

ここまで何とか来るのに、毎日のように電話で話して来ました。会うことが出来ないことと、急を要する場面を鑑みて、普段は絶対にやらないことだけど、電話で制作の場と同じ時間を創りました。

1人の人間の命に関わる場面でしたので。

今後も仕事としては、こう言うことは一切お引き受けしない方針です。

 

心の動きが戻って来て、ほっとしいます。

もちろん、心の領域に関わることには終わりはないので、息をつける訳ではないですが。

 

でも、かなり賭けたので、本当に良かったと思っています。正直なところ、この仕事、命が幾つあっても足りません。やりますけどね。どんな時でも。

 

生きた声を聴くために。