母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

東京へ

夜行バスが新宿へ到着。

今日は母川回帰シリーズの打ち合わせ。

毎回、こうしてきっちり仕込んでます。

結果はぜんぜん違う話になることが多いけど。

最近気がついたけど、制作の場と同じで、みんなを前にして、その人達に向けて、その人達だけに向けて、必要なコミュニケーションで繋がる。

だから何より会うことが、場を共有することが大切。

 

これまでやって来なかったこと、その中でこれまでの良いものを形に、と考えてきたから、最初はこの時代だからSNSのツールを利用した形とか、オンラインで、とかの案も出たのだけど、ここだけは場が成立する形を選択した。更にはこの選択こそが逆にこの時代に必要なことだと感じている。

 

それでもしっかり準備も仕込みもおこなって、心を込めて、皆さまをお迎えしたい。

 

暑い季節になった。

8月は東京アトリエの全ての場に立つ。

夏休み制度をやめて、今年からは平常通りのアトリエとなる。安全第一。朝からエアコン入れて、なるべく部屋は冷やすように。

そして、素晴らしい時間にしましょう。

 

幾つものの業界に知り合いがいるし、

僕の仕事でも少なからず関わることがある。

相変わらず、飽きるほど、下らない。

まだそんなところにいるのか、と呆れる。

人に必要とされることを、一生懸命やりましょうよ。

昨日書いたように、1人の命へ働きかけるのが制作の場なのです。お絵描き教室ではありません。

小手先でごちょごちょやってる人達と関わってる時間はないのです。

 

アホらしいイベントを革命とか大袈裟に歌っていますが、革命とか言ってる人達から、革命的な視点を感じたことは1度もないし、やたら実験とか言う言葉を軽々しく使っている連中から、真に実験的な何かを見たこともない。過去の上書きの域を出ない。大口を叩かないことです。

 

パクりだけがお得意の人達も同じです。

 

もちろん、相変わらずこちらもほうっておきます。

あえて書くのは、どう思いますか、と聞いて来る人がいるのでお答えまでに。

 

別にどんな活動も否定はしていないです。

僕には関係のないもの、と言いたいだけ。

 

もし一つの業界を変えることが出来るとしたら、

その業界に属さない人間が必要です。

それから集まる人間の種類がまず変わること。

何かをやるなら、およそその業界でイメージされるものから、遠ければ遠いほど効果があるでしょう。

こんな前提にピンと来ない人間が集まっている限りは、まず変わらないでしょう。

 

まあ、本当のところ、僕らにはどの業界もそれほど関係無いと言えば無いし。

 

僕のライフワークはあくまで個人の心へ向かうこと。

外での仕事も、人間の魂に響くこと。

この世界に生まれて、ここにいるのだから、やれるだけのことをとことんやるだけです。

 

全力の夏を。

走り抜けます。