母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

酷い話が、、

障害関連のことで言えば、色々な団体であるとか、業界であるとか、僕はどんな場所にも属していないけど、それぞれ内部の情報も入ってくる。

ろくな話を聞かない。酷いものだ。

 

責任持って、必要なことは利害関係に構わず、はっきり発言してきたけれど、有難いことに僕は孤立してはいない。佐久間の言ってることの方が正しいと思ってくれる人達がいて、やっぱりこうやって情報が入ってくる。こうなってますが、どう思いますか?今こんなことが言われています。と。

残念ながら、僕はそう言う業界の人間ではないので、変えることは出来ない。

だからこそ、こうして外から、違う視点から可能性を追求し、異なるアプローチで、関わっている。

 

正直に言うなら、もうそう言う業界と付き合う気はない。時間の無駄だと思っている。

 

アトリエに来てくれる作家達と深く関わって、外で起きていることを聞いていて、一人一人の心からズレ過ぎているし、そう言う専門家と称する人達や、支援団体や、大きな機関に、僕は全く信頼を持てない。

議論のレベルが低すぎる。

 

一人の人間の中にある可能性に徹底的に近づくことに、そう言う実践にこそ力を注ぎたい。

 

ここには書けないけど、また酷い話を聞きました。

もし、身近に障害を持つ方がいるなら、専門家や啓蒙団体やお医者さんが何と言おうと、たった一人のその人だけをまず見て下さい。本当の情報はほとんど流れていません。分かって無い人か、利害関係や政治しか頭に無い人ばかりが発言権を持っている世界です。

誰も最後は責任とりません。

 

もっと世間的なレベルの話でも、少しは刺激的な活動が出てきたな、と思っていた団体が、やはり半年くらいでつまらないものになってしまいました。

助成金が入ったり、色んな利害関係が生じたり、大きくなって駄目になることは沢山あります。

出来なくなるのでしょう。

そう考えると組織と言うもの自体がどうなのか、と考えてしまいます。組織になった瞬間にみんな変わってしまうな、と言うことを何度も見ましたから。

面白い人だったのに、良い人だったのに、志ある人だったのに、本当に残念なことも沢山あります。

 

しかし、人は一人の力では難しいですから、組織と言うものが必要でしょう。

今、僕は個人としての動きと組織としての役割と、良いバランスを保てる方法を探そうと思っています。

良いものが壊れてしまうか、良いものが形にならないか、どちらも残念ですから。

 

それにしても、本当に必要なことを行う人も団体もなさ過ぎるのです。

 

僕の耳に入ってくる話だけを考えても、今必要なことは、全く違う角度から変えて行く、働きかけていくことしかない、と感じています。

 

そう言うこともあって、それだけではないけど、そんな流れからも、母川回帰シリーズを続けている訳です。どんなに遠回りに見えようと、僕は個人が変わることを1番重く見ます。個人が変わってこそ、社会も世界も変わる。そう確信しています。



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