母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

千秋楽

12月16日(月)、中目黒の岩茶房にて、

母川回帰シリーズ第7回。

2019年の千秋楽。

総決算となる内容で。

 

何処までも高く、何処までも深く行く。

 

幾つもの分岐点を通って来た。

その度に自覚したこと。

一度その地点を後にしたら、もう2度と帰ることはなかった。

旅は続く。

 

始めた以上はとことん行く。

 

いつだってそうだった。

やっていること、やらないこと、やって来たこと、やらなかったこと。

全てには明確な理由があり、理屈がある。

思いつきではない。

曖昧な動機で僕は動かない。

 

今、様々な変化の中で、有象無象の流行廃りを見ている。

10年後にもう一度、見直そう。話そう。

 

今後のこと、アトリエのこと、ダウンズタウンのこと、気まぐれ商店のこと、カフェ計画のこと、それぞれの役割、、、。

よし子とも色々と話し合った。

 

出来ることなら、出来る限り、今ある形を活かして、発展させていきたい。

僕は全体の調整と、バランスを考える。

 

そして、ソロでの活動で領域を拡張して行く。組織を第一に考えてきたし、これまで単独で動くことは自制してきた。

しかし、組織のためにも、その外へ出るべき時もあることを知っている。

今年は母川回帰シリーズを始めた。

ソロでの動きは、考えに考えてきた。

準備も重ねて来た。

 

誰だって、積み上げて来たものの外へは出たくない。リスクも避けたい。

無理解への恐れもある。

でも、そんな全てを背負って、踏み出さなければならない時がある。

 

挑戦とは、多くの場合、まだ価値に気づかれていない領域に踏み込むことを要求される。

 

その挑戦にどんな意味があるのか、どんな道に通じているのか、時間が経過した後にしか知って貰えないことでもある。

 

場と出会った20数年前よりは、遙かに理解者も仲間もいる。心強い。

と同時に責任もある。

 

このプロジェクトには人間の可能性への、そして人の幸せへの、果たす大きな役割と価値がある。そのことには確信がある。

 

16日(月)の千秋楽をぜひご期待下さい。

そして、2020年度は益々、突き進めて行きたいと思います。

 

行きます。


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