母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

それでも

とても残念な連絡があった。

この件はここで何度も書いて来たので、これで最後にするけれど、心の栄養、心の基礎体力は日々の積み重ね。

何を大切にすべきか、しっかりと判断して頂きたい。

 

保護者の方から、一人の作家の入院が決まったと連絡があった。今の状況ではもう仕方がない。人を責めたくはないし、そんなことをしても何の解決にもならない。

だけど、一つだけは厳しく言わせて貰った。

なぜ、こちらが真剣に話したことを守らなかったのか、と。

元気になったように見えても、まだまだ不安定だと、少なくとも半年は月に1度でも僕の所に来るように、と。

 

前回の欠席の時点でこのままでは、また悪くなる、と僕は読んでいた。そのことはこのブログの中で「考えておくべきこと」と言う記事でも書いた。

 

あれから電話でのSOSも何度もあり、その度に伝えてきたのだけど。

 

ここまで来てしまったのだから、あれこれ言っても仕方がない。

入院してからも、何らかの形で、僕は付き合って行く。命さえあるなら、何かは必ず出来る。

 

生命体を甘く見てはいけない。

声を聴き取れる人間が、一人でも増えて行きますように。

 

命にまつわる、本質的な話を、これからどんどんしていく。幸せな人間を増やして行く。そして、人を幸せに出来る人が増えて行くように。