母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

ラジオ

もっとシリアスな話も書かねばならないのだけど、、、。またあらためて。

 

これからどうするべきか、まだまだ答えは出ない。そんな中で毎日、何度も電話があり、やはりかなり状況が良くない人もいて、個人の心の問題も危機に直面している人達も多くいる。出来る限りのことはやって来た。今後もやって行くつもりだけど、手が足りていない。

 

東京アトリエ再開に向け、準備も色々と。

幾つか企画の話も入って来ている。

この状況で対応出来るのか、これもしかし、やれるだけのことをやるしかない。

 

朝、何気なくラジオを聞いていたら、どこかの専門家の方が話していた。

話すのは素人なので可哀想なくらい、台本を読んでいる不自然さが出ていた。インタビュアーが上手く話すので、ますます棒読みな話が浮き上がってきてて。

 

そうそう。

ああ言うの台本あるからなぁ。

しかも、台本がひどいのもあるからなぁ。

僕もラジオ出た時、台本が出来てて渡されて、どこかで自分が言ったり書いたりした言葉ではあるのだけど、変な繋げ方で、もう僕の話す内容じゃなくなってたから、生だったのを良いことに思いきり無視して話したことがある。途中でにらまれてたけど、どうやら上手く行ったようで結果まあ良かったけど。

 

講演でも頼まれた話と全く違うことを話したりする。これも途中でにらまれるけど、最後は喜んで貰えるから、。

 

求められたことを提供するとか、期待に答えるってことは大事なことだけど、その先の景色もあると思っている。

 

制作の場でもこれは大事なことだ。

欲しいものが分からないって言うのは人間にとって普通のことだから。自分で一番分からないのは自分というのも。

 

お願いします。と言われて、そのお願いの奥に何があるのか、本当に求められることや、本当に必要なことは何なのか、時には先まで行って、これですよね、と、あ、そうそうそれです、ってそんな答え方が出来てこそプロフェッショナルなのではないか。

 

まあ、残念ながら、すごーく長い間、理解されない可能性もありますが。そこはバランスですかね。


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