母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

文化を残す

志摩へ向かう。来月はまた後半東京へ。
1ヶ月の東京滞在。家族の協力によって何とか今やるべきことは出来た。東京アトリエはこのままの形での存続は難しく、今後どんな形で繋いで行くのか、まだまだ課題も多い。
そんな中で先日は久しぶりに、ダウン症のある人達のことにテーマを絞り、大枠ではあるけれど、お話出来た。中身は「ダウン症文化論」として、YouTubeにアップした。トークライブ、母川回帰シリーズも来月には行いたい。ここで取り上げてきたことを、もっともっと深めて行きたいし、また新たに語るべきテーマも出て来ている。そして、先日はこれもまたおよそ10年ぶりに共働学舎の現場へ。思い出したこと、感覚が身体と意識に蘇ってきた。この感覚はこれからの方向性にも影響を与えて行くはず。まだまだやらなければならないことは沢山あるけど、これからは特に、文化を残すこと、語り伝えて行くこと、多くの人達と共有出来る土壌を創ること、だと思っている。若い勢いで開拓してきた時代は終わって、じっくりと認識が共有され、浸透していくために、次に繋いで行くための場づくりを目指す。


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