肯定する力
ずっと人間に興味を持ってきて、
ずっと実践的に関わってきて、
どんな状況も乗り越えて行ける人間の強さを知って、何が人間の力になっているのか、
その人の元は何か、ずっとずっと見て来た。
確かな確証も得て来ている。
現場での動きは、年と共に衰えて行く。
全盛期の半分の動きしかない。
それはもう仕方ないとして、
今何が出来るかと言うと、仕組みを語ること。
親子関係や、家族、環境、人は知らずと、制限と限界を刻まれていく。
早い段階で諦めを覚える。
乗り越える力、反発する力を失う。
人の心の歴史は否定の歴史。
掘れば掘るほど否定だらけ。
今の時代はとくにそう。
だから人間は弱くなる。
虚勢を張る人、偉そうな人、威張る人、威嚇する人は沢山いる。それは弱さの表れ。
本当に強い人間がいない。
否定が心に積み上げられているから。
だからこそ、今こそ、肯定する力を語ろう。
もう一度、洗いざらい全部見て、自覚して、捨てて変えて行く。
生命力をもう一度取り戻す。
これが今必要なこと。
9月16日(月祝)、中目黒の岩茶房にて、母川回帰シリーズ第4回、「肯定する力」。
僕らは命の流れに向かう。