母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

人間パワースポット

葉山でのお話会に向かっている。

 

こうして人と会う時、実は制作の場と同じように、自分を器として沢山のエネルギーを満たしておく。

このブログでも内容的なことを書いて行くのは今年までなので、まあたまには、ちょっとだけ非科学的なお話をしよう。

 

日頃接している作家たちの中でも、はっきり言葉で言ってくれてる人もいる。

僕に会うと元気になって、パワーが出て来ると。本当のところを言うと、そのためにだけ場に立っているし、人と会っている。

僕はツールになって、生命の源にある力と人を繋げるためにやっている。

人間パワースポットのようなもの。

そのパワーは当然、僕個人のものではない。

もっと奥にあるもの。

 

それに触れてみんな元気になる。

 

これからは更に、出会った人達みんなが幸せになることを目指す。

 

だから、現場と同じように、会うこと、響き合うことが目的であって、話すことが目的ではない。言葉はあくまでも道具。

 

会って、一緒に過ごすだけで、本当に元気になって行ってくれた人達が、たくさん、たくさんいた。その人達が、僕にこの道を歩くことを決めさせたと思う。

 

それでも、言葉は特に健常者にとって、とても大切なものだから、侮れない。

言葉で人が変わって行くことも、これもまた沢山見てきたから。

言葉は人を生かしも殺しもすることは、多くの人が体験して実感していることだろう。

 

僕が講演やトークの前に、自分の心をある状態まで高めておく準備はしても、話す内容はあまり準備したくないのには理由がある。

それは現場での経験にも拠るところが大きい。準備した言葉には微細な嘘が入り込む。

もし、その人の経験が本物であるか、知りたければ、その人の準備しない時の言葉を聞けば良い。その場で出てくる言葉はなかなか嘘をつけない。そこに本質が現れる。

 

僕が事前に言葉を準備したくないのは、その場で目の前の人に、誠実にお答えしたいからだ。今日これから葉山で始まるトークも、皆さんと真っ直ぐに繋がる内容でありたい。

 

さてさて、移動中に長々書きましたが、本日お会いする方々に、楽しく、有意義な時間となりますように。


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