母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

もうそろそろ

先ほど、改めて作品たちをお見せしました。

もうそろそろ、はっきり言いましょう。

あえて言葉にしましょう。

 

これらの作品こそが、彼らの本来の世界を現しています。

違いと言うものに無頓着な方が多いですが、しっかり見て、感じて頂きたいです。

 

世の中で紹介される多くのものが、偽物とまでは言わないまでも、まがい物だらけです。

 

制作を責任を持って見守って来た人間として、保証しなければならないのです。

全ての工程に嘘、誤魔化しがなく、不純物が着いていないピュアなものであるか、どうか。ナチュラルなものであるかどうか。

無加工であるかどうか。

工程に混じり気がない、と言い切れなければならないのです。

 

制作環境、見守る人間の意識、作家の精神状態。全ての条件がそろって、純度100パーセントなものを抽出できていなければならない。もう一度言います。これらの作品たちこそが、作家達の本来の世界を現すものです。

似たような、それっぽいもの、とレベルが違う訳です。次元が違う訳です。

あえて、今、そのことを言葉にしています。

大事なことが見落とされて行かないように。

 

制作において、作家達にとって、何が大切なのか、本当のことが未だに語られていません。流石にこれ以上は書くことは出来ませんが、勘の良い方はお分かりでしょう。

 

僕達に出来ることは、手間暇かけて、魂を使って、大切に大切に誤魔化しのない制作の場を守り、その作家本来の姿が現れた作品を紹介していくこと。

これからも。


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