作品たち
月に1度の夕方クラスに参加してくれていた、はる君の作品もいつの間にかいっぱい。感度とセンスは桁はズレた作家だった。制作の場を共にする時間はスリリングでもあったし、瞬間への集中の凄さには、とても良い意味でこちらも一時も気が抜けなかった。また一緒に場に入りたいなぁと思う。
今回の東京アトリエ閉鎖によってご家族の元に届けられる作品も多い。どうか大切な宝物として愛され残されて行きますように。彼らの作品はまだまだ本来必要な評価や検証がなされていない。いつかはダウンズミュージアムのような形で何処かがしっかりと守り、誰しもがいつでも見ることが出来る場所が生まれることが、真に望まれる。100年先に残るべき作品たち。美術として、作品としての評価はもちろん、彼ら共通の心の形を文化として位置づけられることを願っている。