母川回帰

ダウン症の人たちのためのプライベートアトリエ、元アトリエ・エレマン・プレザン東京代表、佐久間寛厚のブログです。日々の制作の場で人間の心と創造性の源を見つめています。

9月16日(月祝)

8月は東京でじっくり制作の場に入った。

明日と明後日の土日で夏のアトリエも終わる。

みんなと、思い切り、良い時間にしていきたい。

 

東京を離れる前に少し告知です。

母川回帰シリーズ第4回「肯定する力」、

9月16日(月祝)、中目黒の岩茶房にて開催します。

詳細はまた改めて告知がありますが、今、生きて行くために最も必要なことをお話します。

 

これまで3回と特別編の2回を行ってきて、参加者から最も要望が多かったことが、子育て、教育に関すること、それからご自身の育った環境や、家、家族と言ったテーマでした。

 

今回はシンプルにこのテーマをじっくり語ります。

初めての方や1回だけ参加されたい方には、とても入りやすい内容かと思いますし、リピーターの方にとってはこれまでのテーマの実践編となるかと思います。

 

10年くらい前からでしょうか、自己肯定感と言う言葉が良く使われるようになりました。それだけ否定が強くなり、人の心が弱ってしまっている、と言うことは間違いないです。ただ、よく言われているような自己肯定感を高めましょう、と言う話をどれだけ繰り返しても、それだけでは何の効果もありません。思い込みで心は強くならないのです。中には根拠の無い自己肯定感と言う言い方さえありますが、それは最も役に立たない言葉だけのお話です。

肯定感には根拠があります。逆に言えば根拠が出来なければ肯定感は生まれません。その仕組みは本編でお話しますが、本当の意味での肯定感を持った時、出来ることは無限にあるし、また幸せを感じることも、人を喜ばせることも出来るようになります。

否定の強い世の中だからこそ、今こそ本当の肯定感を養い、子供達にも心の栄養として、小さな頃から残していくべきことです。

 

家、家族、そして帰る場所を持っている人は生き残ることが出来る、と言うことを僕は何度も思い知らされています。つい先日も1人の作家がギリギリの場面から、何とか立ち直って戻ってきてくれました。彼には帰るべき場所があったから、だから生命力が戻ってきたと確信しています。もし、帰るべき場所を持たず、知らず、その記憶がなかったら、どうなっていたことか、。そんなことも思います。

 

これまでの3回は、皆さんとお会いして、その場に立つまで自分が何を話すのか、全く予想もつきませんでしたが、今回に関してはもう話すことは決まっています。こう言う回は僕にとっては珍しいです。

 

10月に恐らくは第5回を行いますが、そこからは母川回帰シリーズオリジナルな進め方となっていきます。予めテーマを決めてお話するスタイルは今回までとなることでしょう。

 

母川回帰シリーズ第4回「肯定する力」

ぜひ、お楽しみに。


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